胃がん手術の病院選びと手術の方法(私の場合)
本ブログの管理人であるマサミは、2013年の12月、63歳のときに胃がん宣告を受けました。
胃がん闘病体験談では、がんの発見から入院手術を受け、現在までを時系列で書き綴っています。
本ページは、胃がん手術をする病院の選び方と手術の方法について、がんを発見してくれたかかりつけ医と相談して決めた時のやりとりを書いてみました。
手術の部位や難しさによっては、万全を排して得意とする医師がいる、実績のある病院を選ぶようにしましょう。
命のリスクと術後のQOLに大きく影響しますよ。
あなたと、あなたのご家族の参考になれば幸いです。
さて、「私の胃は低分化型腺癌に侵されていた!内視鏡の画像有り」で書いたいきさつがあって、下図のがんが発見されたのですが、実はもう一カ所、別の場所からも血がにじんでいたのです。(このことが後々の手術に重大な影響を及ぼすのです)
もくじ
外科手術は経験値が重要!実績のある病院と先生を選びましょう!
外科手術には、経験値が重要です。
がんの場合は、切除する部位や方法によって得意とする医師がいる、実績のある病院を選ぶようにしましょう。
余談ですが、私の手術の約1か月後に食道がんが見つかり、手術を受けた友人は、がん組織をすべて取り除くことができませんでした。(食道がんの手術は、胃がん手術と比べ物にならない程、むつかしい事は重々承知はしていますが・・・)
切ってしまってから後悔が残るようなことだけは避けねばなりません。
では、私の場合の病院の選び方と手術の方法について、かかりつけ医とのやりとりを書いてみます。
私の胃がん手術は腹腔鏡手術ではなく開腹手術で!その理由とは・・・
細胞診によってがんが発見された後、かかりつけのお医者様は「たぶん(がんの)位置から言って胃の下部2/3位の切除になると思います」という話でした。
「もう一カ所、別の場所からも血がにじみ出ている箇所が有りますが、それは別に問題ありません。胃潰瘍です。」と言われました。(実際には胃の下部2/3ではなく、80%を切除する羽目になってしまうのですが、詳細は別頁にて後程に・・・)
手術の方法は、私の場合は腹腔鏡手術ではなく、開腹手術になりそうです。
胃がん手術は腹腔鏡手術の方が傷口が小さく済み、体力も温存できるのですが、私は15年前に腹膜炎による大手術を受けて虫垂と大腸、小腸の一部を切り取っているのです。
そのために、手術後の患部の癒着が激しいと思われるので、最初からリスクを排除して開腹手術という選択しかありませんでした。
かかりつけのお医者様は「その旨も紹介状に書いておきます」と言ってくださいました。
私の胃がん手術の病院選びは、かかりつけ医と相談しました
次に、胃がんの開腹手術を受ける病院の話になったのです。
私の住んでいる市は人口が約10万人の地方都市です。
特別に手術の上手な評判の良い病院が有る訳ではありません。
この近辺の一番大きな総合病院の「CH病院でいかがですか?」とかかりつけのお医者様に問われました。
内科の病気の見立てもそうですが、手術はお医者様の経験値が大きくものを言います。
しかも外科手術は、やり直しのきかない(やり直しの効く手術もありますが)一発勝負に近いものです。
先生の問いに「CH病院で大丈夫でしょうか?」と私は尋ねてみました。
「腹腔鏡手術ではなく、胃がんの開腹手術ですから、CH病院にも症例もたくさんあって大丈夫だと思います。術後の事も考えると、遠くの大病院よりも、近くの病院の方が良いと思います。」と言われました。
このような経緯で私の胃がん手術をする病院は、近場のCH病院ということになったのです。
胃がん手術の病院選びと手術の方法(私の場合)のまとめ
かかりつけ医との相談の結果、胃がんの私が手術を受ける病院は自宅から近いCH病院で十分という事になりました。
私の胃がんのように症例が多い部位ではなく、特殊な技術や経験が必要な希少部位の手術は、命と術後のQOLに大きく影響しますので、万難を排して経験値の高いお医者様や実績の豊富な病院を探すことをお薦めします。
その理由は、私の親友は仕事の都合で安易に近場の病院を選んで食道がんの手術を行ったのですが、がんの全てを取り除くことができずに帰らぬ人となりました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 マサミ
【関連記事】この記事のまとめページです。 ↓ クリックしてご覧ください。
父の体験談は下記をクリックしてください