胃がん手術の翌日にICU(集中治療室)から車いすで個室へ移動
本ブログの管理人であるマサミは、2013年の12月、63歳のときに胃がん宣告を受けました。
胃がん闘病体験談では、がんの発見から入院手術を受け、現在までを時系列で書き綴っています。
本ページは、胃がん手術の翌日にICU(集中治療室)から車いすで個室へ移動した理由と、その顛末を綴りました。
集中治療室から一刻も早く個室に移りたかったのは、ICUのビニールレザー張りのベッドからシーツを引いたベッドに移りたかっからです。
胃がん手術をした翌日に集中治療室(ICU)の私の様子を見に来た執刀医が「痛みはどう?調子はどうですか?」と尋ねてくれました。
これで、熱のこもる「ビニールレザーベッドから逃げられる!」と、凄くうれしかったのを覚えています。
もくじ
執刀医が集中治療室で「個室に移りますか?」と訊ねてくれた!
私は、執刀医に手術の傷口の痛みよりも、背中がベッドで温められて肩甲骨周辺が痛くてたまらない旨を話しました。
そしたら「個室へ移りますか?」と言ってくれたのです。
私は、集中治療室(ICU)のネットリと熱を保つビニールレザーのベッドから個室のシーツのベッドに逃げたい一心で「移ります」と即答しました。
なぜ、集中治療室(ICU)のベッドから逃げたかったかの詳細は 胃がん手術の当日の様子と術後の傷口の痛みについて をご覧ください。
個室への移動は車いすで
個室へ移ると返事をしたものの、個室までどうやって移動するんだろうと考えていたら、看護師さんが車いすを持ってきてくれました。
「立てますか?」と言われたので、ベッドの上で上半身を起こしてから、ゆっくりと足を床に付け、なんとか自力で車いすに座ることができました。
立つことによって、おなかに力を入れると「傷口が開くのではないか?」との不安が過ぎりましたが、私は以前にも腹膜炎で開腹手術を経験しています。
傷口にはテープが貼ってあるはずだし、まず大丈夫であろうと考え、思い切って自力で車いすに座ったのです。
時間は午後2時ころ、ちょうど昨日の手術が終わってから24時間が経過していました。
私が胃がんの手術を受けた後、集中治療室(ICU)にいた期間は、ほぼ1日という事になります。
看護師長に「本当に大丈夫?」と念を押された
車いすを押してもらって個室へ行くと看護師長が、「本当に個室で大丈夫ですか?まだ、集中治療室(ICU)の方が良くありませんか?」と尋ねます。
「大丈夫です!」と言って自分の足で車いすから立ってベッドに座りました。
担当の執刀医と看護師長は「開腹手術の翌日に自分の足で立ち上がって、個室に移った人は、この病院で初めてじゃないですか?」などと話していました。
実際に私としては、とにかく集中治療室の背中に熱のこもるビニール張りのベッドから、サラサラ感と放熱作用のあるシーツのベッドへ逃げたい一心で個室に移ったのです。
後々になって担当の看護師さんに尋ねてみると、普通ならICUから個室へはベッドで移動するようです。
さらに後日に担当の看護師さんが話してくれたのですが、(肩甲骨周辺の痛みのために私が)「いかにも衰弱した様に見えたので、本当に個室で大丈夫かと思って執刀医だけでなく看護師長にも診てもらったのです」という話でした。
担当の看護師さんと看護師長が部屋から出て行って一人になった後、しばらくの間はベッドに横にならずに座っていました。
エアコンの暖房が入ってはいたものの、背中に冷たい空気が直接に触れて痛みを和らげ、気持ちが良かったからです。
本当に助かりました。
胃がん手術の翌日にICU(集中治療室)から車いすで個室へ移動のまとめ
手術の翌日、集中治療室(ICU)へ私の様子を見に来た執刀医が「個室に移りますか?」と訊ねてくれた。
私は集中治療室の背中に熱のこもるビニール張りのベッドから、サラサラ感と放熱性のあるシーツのベッドへ逃げたい一心で個室に移りました。
個室に移って好きな姿勢がとれるようになると、冷たい空気が背中に直に触れて痛みが和らぎ、気持ちが良かったです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 マサミ
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