簡単、確実な水合わせでメダカを死なせない!所要時間と具体的方法

メダカを飼育するうえで、一番大切なのは水合わせだと言っても良いと思います。
メダカをいきなり飼育容器に入れるなどして、水合わせの手間を惜しんだり失敗をすると最悪の場合は入れたメダカが1週間後に全滅・・・などと言う悲惨な目に会う事も有り得ます。
水合わせは、1月後のメダカの生存率が数十パーセントも違ってしまう、重要な作業です。
メダカを水槽に放す前には、必ず水合わせを施しましょう!
・水合わせが必要な理由
・水合わせの具体的方法
もくじ
水合わせって何?水質悪化に強いメダカにも水合わせは必要?
水合わせは、これからメダカを飼おうとする水槽の水温や水質にメダカを馴染ませる作業です。
メダカは淡水魚の中でも比較的水質悪化に強くて丈夫な魚です。
それゆえ、メダカに水合わせは必要ない・・・という意見がありますが、身体が小さく寿命も短いだけに急激な環境変化は命を落とす原因になりかねません。
例えばメダカが急激な水温の変化の為に人間でいう「カゼのような体調不良」を3日間起こしたとします。
飼育されているメダカの平均寿命を2年で計算すると、ヒトだったら40倍の120日間も風邪をひいていることになります。
たとえ3℃、5℃の水温変化も小さなメダカにとっては一大事なのです。
必ず水合わせをしてあげましょう!
メダカの水合わせの目的は水温と水質に慣れさせる
メダカは急激な水温の変化を好みません。
水温が大きく変わればヒトと同じように風邪を引いたり、体調を崩してしまうのは前述したとおりです。
また、今まで住んでいた水質と全く違う水質の容器にいきなり放たれることはメダカにとって耐え難い事なのです。
水質の違いはPH値だけでなく、各種ミネラルや有機物の含有量、比率など多数の要素があります。
水合わせをしないと最悪の場合はPHショックの為に短時間で命を落としてしまうメダカもいます。
次は、水合わせの具体的なやり方についてです。
メダカの水合わせの具体的なやり方
水合わせは、
1,水温を合わせます。
2,次に水質に慣れさせる
以上の2段階で行います。
メダカの水合わせのやり方は、下の図を参考にしてください。

メダカの水合わせのやり方
上図は、メダカを入れたビニール袋をこれから飼育する水に入れて浮かべた状態です。
ビニール袋の中の水温とこれから飼育する水の温度を同じにしているのです。
今まで自分で飼育していたメダカを別の水槽へ移す場合は、ビニール袋の代わりに、ボウルや大きめの紙コップ等を使用すると簡単です。
メダカの水合わせをする具体的なやり方と時間について
上図で水合わせの概要を把握していただいたら、次は具体的な方法です。
1、ビニール袋(またはボウルやペットボトル等)に入ったメダカを飼育用の水に30分間~1時間ほど浮かべて水温を合わせます。
2、ビニール袋の水を適量(20~30%の範囲・100㏄位)外に捨て、同量の水を飼育槽からコップなどですくってを入れる。
3、上記の2を10~15分おきぐらいに3~4回繰り返します。
4、飼育槽の水が半分~2/3以上になってメダカが水に馴染んだら完了です。
5,ビニール袋からメダカのみを飼育槽に放します。(ビニール袋の水ごと入れるのは、感染症の予防などの観点からお勧めしません)
6,飼育槽の水が減った分を補充をする。
以上がメダカの水合わせの具体的なやりです。
現在は水合わせをするために自動で少しずつ飼育槽の水を加える点滴キットも販売されています。
メダカの水合わせに失敗したり省略するとどうなる?
メダカは比較的強い魚なので、ある程度の水質悪化にも耐えられます。
確かに野生のメダカは、油が浮いているような側溝の水でも泳いでいることがあります。
しかし、ここで大切な事は徐々に水質が悪化するのと、急激に温度や水質が変化するのとは別件だという事です。
よく初めてメダカを飼う人が、飼い始めて一週間でメダカが全滅した・・・などと言うのは、水合わせができていなかったからです。
また、メダカは水合わせをしないからといって熱帯魚のように直ぐに弱って死ぬようなことは有りません。
しかし、弱っていたメダカから徐々に死亡していく恐れは残ります。
水合わせをしないで数十匹のメダカを飼育槽に入れたら一週間で半分に減った・・・などという話はよくあることです。
また、前述したように水合わせに失敗してPHショックの症状を起こすことも有るのです。
メダカは小さな生物ですが、命は尊いものです。
時間をかけて丁寧に水合わせを行う事が大切な命を守る事に繫がります。
まとめ
メダカの水合わせを簡単にできて失敗しない具体的な方法と、水合わせが必要な理由を書きました。
あなたの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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