メダカを飼う準備は水から始めて、容器、メダカ、餌の順で!(超簡易版)

突然、メダカを飼うことになった!
今までメダカなんて飼ったことも無いのに・・・。
そんなあなたの為に、今すぐできる超簡単なメダカの飼い方です。
・水の準備
・容器の準備
・餌について
メダカは小学生の低学年でも簡単に飼うことができる適応能力の高い魚です。
安心して飼育してみましょう!
もくじ
メダカを飼う水は水道水が安全確実
メダカを飼育する水は、水道水が一番安全で確実です。
井戸水や湧き水、河川の水などは、有害物質や細菌が含まれている可能性が有るからです。
水道水なら、誰にもどこでも簡単に手に入りますよね。
水の量はメダカ1匹につき、1リットル以上がベストです。
メダカを飼うためには、水道水の塩素(カルキ)をぬく
水道水には塩素(カルキ)が含まれています。
塩素は、小さな体のメダカには非常に有害です。
特に気温の高い夏場は水が腐りやすいため各自治体とも塩素濃度が高いとか。
そんな水道水にいきなりメダカを入れると、衰弱したり死滅してしまいます。
(水道水のカルキを抜かなくても大丈夫という実験や意見も有ります。
・大実験!メダカをカルキ抜きしない水道水(塩素入り)で泳がせたら生存できるのか?
・めだかは水道水でOK などの実験や意見です。でも、動画の「安らぎAQUAちゃんねる」さんも「マネしないでね」と断ってみえます。また「めだかは水道水でOK」の記事は水替え時に追加する水です。)
メダカにとって安全な飼育水を作る方法
- 水道水を一日前に容器に入れて汲み置きします。(夏場に透明容器に入れた水道水を1時間日光に当てれば大丈夫という実験結果も有りますが、半日位は天日干ししたいですね)
- 天日干ししながらブクブクを使ってエアレーションしたり、時々棒でかき回せば、更に時間短縮ができます。1時間でもOKかと。(要は塩素を“水から飛ばす”と考えてください)
- 一日とか1時間が待てない人は、水道水に中和剤を規定量入れてかき混ぜれば、即、飼育水が出来上がります。(中和剤はホームセンターやペットショップで販売しています)
たったこれだけで、水道水の塩素が抜けてメダカの飼育に適した安全な水になります。
私の場合は、今までどんな水生生物に対しても中和剤は使用したことがありません。
予め、水道水を汲み置きしておけばよいだけですから。
※夏場に天日にあてて温度の上がった水は、20度~25度に冷ますことも大切です。
メダカを飼う容器について
メダカを飼う容器は何でも構いません。
屋内で飼うのか、屋外で飼うのか、上から眺めたいのか、横からも見ていたいのかなどの条件に適う容器を選んでください。
あなたの好みでガラス、陶器、プラスチック容器、発泡スチロールの箱など、水が漏れないものなら何でもOKです。
ちなみに、私は急きょペットボトルでメダカの飼育容器を作ってみました。↓

2リットルのペットボトルで作ったメダカの飼育容器
2リットルのペットボトルを横にして、盛り上がった上面の2カ所をハサミで切っただけです。(2リットルのペットボトルですから、飼育するには2匹が妥当ですが、絵的にさみしかったので3匹入れてみました)
ダイソーで売っているプラスチックの丸い金魚鉢は、容量が1.5リットル位しかありません。
現在はお金をかければ、どんな素敵な容器でも手に入る時代ですが、メダカはお金をかけても、かけなくても飼育を楽しむことができます。
飼育するメダカを手に入れよう
次に飼育するメダカを入手します。
メダカの種類は何でもよいのですが、初めてメダカを飼う方が購入するのであれば、安くて手に入りやすいメダカほど、丈夫で飼いやすい傾向です。
たとえば、ヒメダカ、シロメダカ、楊貴妃、ちょっと変わった銀色に光る幹之(みゆき)メダカなどです。
もし、繁殖を試してみたいなら、オスとメスが必要です。
購入するときはオスとメスの両方を購入しましょう。
田んぼや、小川、池や沼が近くにある場合は、野生のメダカを捕って飼育しても大丈夫です。
野生のメダカを捕ってもいいの?
近年、野生のメダカは減少傾向です。
日本の野生のメダカは1999年に絶滅危惧種Ⅱ類に指定されましたが、野生のメダカを捕まえてはいけないという事ではありません。
(※保護区域に指定されている場所でのメダカの捕獲はダメです・捕獲前に自治体で確認してください)
また、飼育をしてもOKです。
(「鉄腕ダッシュ」の屋上ビオトープでもミナミメダカを飼っていますね)
メダカは最後まで責任をもって飼育しましょう
購入したり、人からいただいたメダカは最後まで面倒を見てください。
購入したり、もらった改良メダカは遺伝子情報が違う
メダカを飼育するのを放棄して、近くの水場に放流したり捨てることは、絶対にやめましょう。
購入したり、他人からもらった改良メダカは、長年人の手によって品種改良がされており、自然界には存在しなかったメダカです。
DNAの配列も自然界の野生のメダカとは異なります。
人工飼育されたメダカの放流は自然破壊につながりますので、責任をもって最後まで飼育してください。
捕獲したメダカのDNA配列も捕獲場所ごとで違う
捕獲したメダカも近くの水場に放流、捨てることは、絶対にやめてください。
同じ野生の日本メダカでも住む水系や場所によってDNA配列が違うのです。
捕獲したメダカや、捕獲したメダカの子孫は必ず元の捕獲した場所に放流してください。
もし、捕獲したメダカを純粋に養殖して増やし、親を捕獲したのと同じ場所に放流することができれば、メダカの保護活動の一環につながるかもしれません。
上記のようにお考えの方は自治体と相談してみましょう。
メダカの餌について
メダカは水面に浮いている餌を良く食べます。
100円ショップやペットショップの「メダカの餌」で大丈夫です
普通にメダカを飼育するのであれば、市販の「メダカの餌」を買ってくるのがお手軽です。
もし、何かの都合で餌を買いに行く時間が無い時は、栄養価が高くてキメの細かい「きな粉」などは最高です。
きな粉は稚魚の餌としてもすぐれています。
その他、金魚の餌や乾麺、クッキー等をメダカの口に入るように細かく砕いてあげても大丈夫です。
人が食べるものなら何でも食べますが、油分の多いエサは水の汚れが早いので気をつけましょう。
給餌をする前に、容器を軽くたたくなどしてメダカにサインを送ると人に良くなつきますよ。
メダカにやる餌の量と回数
メダカにやる餌の量は、だいたい5分で食べきる量を与えてください。(食べ残した餌は飼育器からすくい上げて捨ててください)
餌の食べ残しは水の汚れが早くなる原因となり、水替えを頻繁に行う必要が出てきます。
成魚は朝と夕方、一日2回、稚魚は朝、昼、晩と3回与えると成長が早くなります。
まとめ
メダカは環境に適応する能力が比較的高く、丈夫な魚ですから飼育が簡単で、小さな子供さんでも育てる事ができます。
しかし、初めてメダカを飼う人にとっては、わからないことがたくさんあると思います。
ここでは、初心者でも安心してメダカを飼うことができるよう、メダカを飼う準備と、気を付けなければならない事を水、容器、メダカ、餌の順に書きました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。 メダ活じいさん