メダカの飼育水・グリーンウォーターと水換えについて(屋外編)

メダカを飼うということは、メダカが健やかに育つ環境・すなわち水質作りをするという事です。
屋外でメダカを飼育する場合は、グリーンウォーターが理想的だと思います。
・グリーンウォーターが理想的
・グリーンウォーターの作り方
・水替えせずにメダカを飼育!
・水換え
また、ほぼ水替えせずに(越冬前に1回のみ)メダカを飼育する方法についても書いています。
もくじ
メダカの屋外飼育なら、グリーンウォーターが理想的
夏になると屋外の汲み置きの水や池の水が緑色に変化するのを見たことはありませんか?
あれは陽光を浴びた水中の植物性のプランクトンが大量発生をして緑色になったのです。
グリーンウォーター(青水)は、自然ろ過に必要な細菌類がバランスよく繁殖しています。
そのため、自然に近い環境で水がろ過されていて植物性プランクトンなどが大量に繁殖している状態です。
植物プランクトンは、メダカの稚魚を育てる餌にもなる有益な水です。
また、メダカの成体にとってもごちそうで、色揚げ効果などが期待できます。
メダカのような小さな生物にも害の無い水であることの証明でもあります。
下図は2021年7月のめだかの学校・関分校のグリーンウォーターで泳ぐ楊貴妃メダカです。

グリーンウォーターで泳ぐ楊貴妃メダカ
グリーンウォーターの作り方
グリーンウォーターの作り方は、自然に作る方法と濃縮クロレラを使う方法があります。
自然にグリーンウォーターを作る方法
グリーンウォーターは自然に作ることができます。
なるべく開口部が広くて、底が浅い容器にカルキを抜いた水道水を入れて日当たりの良い場所に置きます。
春先でも2~3ヶ月でグリーンウォーターになるでしょう。
もし、既に水生生物を飼育していれば、その飼育水を入れてやると早くできます。
エアレーションをしたり、時々かき回して水中の酸素濃度を高くしてやるのがベストです。
肥料となる、水草の痛んだものや、ハイポネックスなど液肥を入れる場合も有りますが、自分的にはハイポネックスはチョット考えてしまいます。
濃縮クロレラをグリーンウォーターにする方法
市販の濃縮クロレラを使えば簡単に早くグリーンウォーターができます。
カルキを抜いた水道水10Lあたり1mlの濃縮クロレラを種として入れてやります。
後は、上記と同じで日に当て、酸素濃度を高めてやると早く繁殖します。
水草や底砂は入れないでください。
理由は水を浄化してしまうからです。
水替えせずにメダカを飼育できる!
水替えせずにメダカを飼育することはできるのでしょうか?
条件が整えばできると思います。
私は毎年、ほぼ水替え無しで子孫を増やして、友人や知人に無料で配っています。
写真の水槽は2020年の越冬前に一度水替えをしただけで、2021年11月の越冬準備まで、一度も水替えを行いませんでした。(※1年に1回、越冬直前に水替えを行うのは、トンボが産んだ卵がヤゴになり、メダカを捕食してしまうからです)
ちなみに、容器は発泡スチロールの40ℓ箱で、底砂はひいていません。
また、エアレーションもせず、雨水対策もしていません。
夏場も太陽が西に傾き始めると日影になって、特別スダレなどで日陰を作ることもしません。
ただ、餌だけはやりすぎないように注意して3分以内に食べきるように与えています。(エサが足りなければ、「プランクトンを食べなさい」って感じかな?)
だから、めだかの学校・関分校の楊貴妃たちは野生児に一番近い改良メダカかな?
今まで、めだかの学校・関分校では、ヒメダカ、野生のメダカ、シロメダカ、楊貴妃、スーパーブラックなど、原種に近いメダカだけを飼ってきました。
いま流行っている三色系の錦めだかやラメメダカ、ヒレ長系のメダカなどの高級魚?は飼ったことがありません。
(2024年現在は三色系の錦めだかやラメメダカ、ヒレ長系のメダカも飼育しています)
そして、一年を通して室内飼育をした経験もございません。
参考にしてください。
屋外飼育の改良メダカの水換え
でも、今年は少し状況が違います。
理由は、小さなメダカで大きな野望/めだかの学校・関分校 を開校したからです。
高価な親メダカを仕入れて、お星さまにしてしまっては目も当てられません。
もちろん、できる限り天然・自然に近い状態で改良メダカを増やしたいと考えています。
ですから、楊貴妃やスーパーブラック以上に大切に扱うつもりです。
水替えの目安はエサの食べ具合で判断しようと考えています。
また水質の維持には底砂ではなく、時々行うエアレーションと現在考案中のフィルターを使ってみたいと思います。
その方法は、次の機会にブログでご案内します。
まとめ
メダカを飼うことは、メダカが健やかに育つ飼育水を作るという事です。
屋外でメダカを飼育する場合は、グリーンウォーターが理想的だと思います。
また、現在実践中のほぼ水替えせずに(越冬前に1回のみ)メダカを飼育する方法についても書きました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。 メダ活じいさん