コカ・コーラボトラーズが今期、赤字に転落予想
コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスは2019年12月期の連結最終損益が567億円の赤字になりそうだと発表した。ちなみに前期は101億円の黒字、今期は52億円の黒字の予想だったのに。
コカ・コーラが赤字を出すなんて!!そろそろ古稀を迎えようとするマサミには信じられない事態なのです。
なぜなら私達の青春時代、コカ・コーラは飲料業界を席巻していたからです。
コカ・コーラは青春そのものだった
コカ・コーラは私たちの世代の青春そのものでした。
私が一番最初にコーラというものを飲んだのは、小学生の時に飲んだ森永の缶入りコーラでした。たぶん、今の250ミリリットル缶だと思うのですが、変な味がして、とても臭く、途中で飲むのを止めたほどでした。
そして、十数年が経つと、コカ・コーラは飲料業界を席巻していました。
当時、若大将シリーズで人気を博していた加山雄三さん達がCMに出演、「スカッとさわやかコカ・コーラ」というオリジナルCMソングが大ヒットしたりしたのです。
もちろん、ライバルのペプシコーラや7アップ、キリンレモンや三ツ矢サイダー、ラムネ等の飲料水も有ったのですが、サイダーやラムネは古臭いイメージがあり、新しい外来の飲み物としてはペプシコーラや7アップよりもワンランク上だったのです。
高校時代は部活で喉が渇くと180ミリリットルのレギュラーサイズのコカ・コーラ(35円)では物足りなく、500ミリリットルを飲んだり、少し後に出た1リットルサイズを一人で飲み干したものでした。
浅間山山荘の赤軍派籠城事件では、救出された山荘の(ほとんど食事をしていない)管理人が「コカ・コーラを飲んでいた。コカ・コーラには栄養があるのかしら?」等と言っていた覚えが有ります。
とにかく、若大将シリーズの加山雄三さんに代表されるようにナウい(古っ)若者にはコカ・コーラ、少し幼い子供たちは一本30円のファンタ・オレンジやファンタ・グレープを飲むのがカッコよかったのです。
冬には温かいコカ・コーラを販売
寒い冬には暖房の効いたお部屋でコカ・コーラ・・・と言うのは現代のお話。
オジサン(失礼。おじいさん)達の時代は、冬にはコカ・コーラを温めてカップに入れ、レモンスライスを添える「コーラ・エイド」という飲み物が喫茶店のメニューに有りました。
なんせ、当時はどの喫茶店の入り口にも、下半分が赤く塗られた下地にCoca-Colaという白抜きロゴが入り、上半分の白い部分に各お店の名前が黒字で書いてある「あんどん」と呼ばれる、暗くなると灯が入る看板が置かれていた時代です。寒い冬にもなんとかコカ・コーラを売りたいというお店が考えたメニューでした。
上記のように、当時はコカ・コーラが「新しい!」、「最高!」という風潮だったのです。
今期の連結最終損益が赤字は一時的なもの!?
今期の赤字の大きな原因は2017年に東西の瓶詰会社の経営統合で、旧コカ・コーライーストジャパンを取得した際に発生した「のれん」の減損損失として19年4~6月期に計上するもの。
加えて大型ペットボトルの値上げで飲料事業の販売数量が4%減ったことと、昨年の西日本豪雨の被災に伴う工場の移転費用も重荷になったものとみられている。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HSK_X00C19A8000000/ 日本経済新聞より
コカ・コーラ社の赤字の主要因が販売不振でないのはなによりでした。コカ・コーラという飲み物は、永遠に私たちの青春そのものであってほしいと思います。 マサミ