AHCCと呼ばれるエビデンスの有るがんの補完代替医療
この頁は、父のステージ4の末期食道がんを寛解できた理由が、四半世紀後になってAHCCと呼ばれるエビデンスの有る補完代替医療であった事が判明したことを書きました。
では、私がAHCCと呼ばれる補完代替医療について知りえたことを書いていきます。
もくじ
父が使用したβグルカンを含む多糖体食品(サプリメント)での補完医療はAHCCだった!
当時、父が使用した健康食品(サプリメント)には、N・βグルカンという多糖体成分が含まれていました。
父のがん体験から四半世紀が経過した後年になって、これら多糖体を含む健康食品(サプリメント)をがん治療に使用する方法は、AHCCと言われるエビデンスの有るがんの補完医療だという事が判明しました。
AHCCに関することは、2013年12月に、私ことマサミが胃がん宣告を受けた時にインターネットで調べて判明した事なのです。
がんの補完代替医療であるAHCCとは
AHCCとは、どういったものでしょうか?
「がんの代替医療の科学的検証に関する研究」班が作成した「がんの補完代替医療ガイドブック 第3 版」によると、AHCCはActive Hexose Correlated Compound(活性化された多糖類関連化合物)の頭文字を取ったもので、厚生労働省研究班の調査ではキノコ類でアガリクスに次いで日本のがん患者さんに多く利用されている健康食品だということです。
がんの補完代替医療ガイドブックより
がんの補完代替医療ガイドブックの閲覧、ダウンロードは、下記からどうぞ・・・。
http://www.shikoku-cc.go.jp/hospital/guide/useful/newest/cam/dl/index.html
そして「がんの補完代替医療ガイドブック 第3 版」の28ページには“パブメド”から引用した、ヒトでの4つの研究報告が掲載されていました。
パブメド(PubMed) に掲載されているAHCCの臨床試験
パブメド(PubMed) とはNLMNLM (米国立医学図書館)内の、 NCBI(国立生物科学情報センター )が作成 しているデータベースです。
2012 年2 月1 日までに収載されている論文では4つのAHCCの臨床試験が報告されています。
①ヒトでのAHCC に関する研究は肝細胞がん手術後の患者さんでAHCC を摂取しなかった場合に比べて、AHCC を摂取した場合は、その後の再発を少なくしたり、生存を延長したりできる可能性が示唆されています。
②手術などの積極的な治療ができず緩和ケアを受けている進行肝細胞がんの患者さん44 名を対象にした例では、34名にはAHCCを摂取してもらい、10名にはプラセボ(外見上は同じでも、AHCCの成分は入っていない偽物)を摂取してもらって生存期間や免疫機能、生活の質(QOL)などを比較した結果、AHCCを摂取した患者さんの方がプラセボを摂取した患者さんに比べて生存期間が延長し、生活の質も改善しました。
③早期前立腺がん患者さんが対象の例では、AHCCを使用した方に(抗がん効果あり)が確認されています。
④ホルモン療法抵抗性の骨転移のある前立腺がん患者さんのAHCC症例報告では腫瘍の大きさは変わらないものの、PSA値が95%低下した事例が報告されています。
上記の臨床例など、知るすべも無かった今から25年以上も前に、私は父の末期の食道がんでステージ4の扁平上皮癌を放射線と化学療法で行う病院のがん治療に多糖体成分を含む健康食品(サプリメント)を併用して、両方の“良いとこどり”をもくろんでいたのです。
私が行った行為は、まさにAHCCによる補完医療だったのです!
AHCCと呼ばれるがんの補完代替医療も使い方次第
がんの入院治療中に健康食品(サプリメント)の許可を得て飲むと驚きの現象が! をご覧いただくと解りますが、父と同室の他の患者さん達も大部分の人が何らかのキノコ系健康食品(サプリメント)を飲んでいて、病院も黙認していたことが伺えます。AHCC の類ですね。
しかし髪が抜けず、食事も食べる事が出来て、食べた食物のおう吐もせず、白血球数が減少して病院の治療を中断する必要も無く、元気だったのは・・・父ひとりだけでした。
AHCCを補完医療と捉えて実行するためには、やみくもにキノコ系の食品を飲むだけではなく、品質や量、飲み方など押さえるべきポイントがありそうです。
以上の事や、父の経緯を客観的にとらえて逆に考えれば、免疫細胞の低下を抑えて病院の治療を中断する事無く完遂できれば、がんから生還できる可能性が高まるという事ではないでしょうか?
事実、後年になって叔父の胃がんが腹膜に転移していて手術できない状態であるにもかかわらず、入院治療を拒否して通院しながら飲んだTS-1と父と同じ方法を併用して生還、寛解させることができましたし、私自身の胃がん手術の折にも当然、AHCC療法を活用しました。
次回からは私自身の胃がん手術体験を書いてみたいと思います。
AHCCと呼ばれるエビデンスの有るがんの補完医療のまとめ
父の末期食道がんの体験から四半世紀が経過し、私自身が胃がん宣告を受けた時に、父のステージ4の末期食道がんが寛解できたのは、病院の治療と併用したAHCCと呼ばれるエビデンスの有る補完代替医療だったことが判明しました。
パブメド(PubMed) にはAHCCの臨床試験が4例掲載、いずれも効果が確認されていました。 マサミ
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