高血圧症の治療対象が国民二人に一人の割合に!?2019新ガイドライン
あなたの血圧は、現在どれくらいですか?
「平均値だから大丈夫!」なんて言っていられません。
平均値でも、次の健康診断で突然「要治療」となる可能性が出てきました。
高血圧治療の新ガイドラインが2019年4月25日に発売されました。
TBSの情報番組・ビビットでは「40代から高血圧のリスクあり・注意!」と高血圧治療の新ガイドライン発売を機に日本高血圧学会理事の市原淳弘医師らを招いて番組が放映された。
普段、血圧なんて意識していないと言うあなたも、ぜひ、ご一読ください。
高血圧症の原因
市原淳弘医師は国分太一や真矢ミキらとの言葉のやり取りの中で、スマホやPC、テレビを見るだけでも血圧は上がると発言。
さらに、外食による塩分摂取の増加や、忙しくて運動をする時間がとれない事にも言及した。
それにより、血圧の高い人が若年齢化したための、高血圧治療の新ガイドライン発売されたと。
高血圧治療ガイドライン2019の基準
番組では高血圧と判断する基準値を149/90mmHg以上と説明。
治療によって目指す目標値を130/80mmHg未満と説明されていた。
すると、上が130~148mmHg、下が89~80mmHgの範囲の人は高血圧予備軍となり、治療によって目標値を130/80mmHg未満を目指すことになる。
現在、高血圧と判断される149/90mmHg以上の人口は日本に4300万人。
高血圧予備軍を含めると、合計で6300万人となり、実に国民の二人に一人が130/80mmHg未満を目指す治療対象者となる。
市原淳弘医師は、130/80mmHg未満に血圧を下げた方が、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが明らかに下がることを言明した。
血圧が平均値でもアウト!
下記は男女別、年代別の血圧の平均値です。
驚くことに、血圧が平均値でもアウト・治療対象者に!
男 性 | 女 性 | |
40代(血圧平均値) | 127/83mmHg | (平均値ならクリア) |
50代(血圧平均値) | 132/86mmHg | (平均値ならクリア) |
60代(血圧平均値) | 137/85mmHg | 132/80mmHg |
70代(血圧平均値) | 139/81mmHg | 136/79mmHg |
男性の場合、血圧は平均値でも40代以上は治療対象群に!
(だから「40代から高血圧のリスクあり・注意!」という副題がついていたんですね)
女性も60代以上になると、血圧が平均値でも治療対象群になってしまいます。
血圧を下げる二大要素とは
ここで市原淳弘医師は血圧を下げる二大要素について話をされました。
それは、運動と食事だと言われました。
運動について
運動については毎日、30分以上の連続した有酸素運動をする事が大切だと言われます。
まとめて30分以上の有酸素運動をする事で全身の血液が体中を巡って血管が刺激を受け柔軟性が増すという発言でした。
食事について
食事については日本高血圧協会理事で管理栄養士の小山浩子氏が登場。
続ける事が重要になので毎日、食べるもので改善するのが望ましいとの事。
毎日、食べる「ごはん」と「味噌汁」を例に説明されました。
ごはんは、白米と発芽玄米を1:1の割合で炊くと良いとのこと。
理由は発芽玄米に含まれるアミノ酸のギャバが血圧を下げるというものです。
また、発芽玄米にはカリウム、カルシュウム、マグネシュウムなど血圧を下げる三大ミネラルが含まれているとも・・・。
味噌汁は塩分を半分にしておいしさはそのままにと、味噌の量を半分にして同量の牛乳で味噌を溶いてから味噌汁にするというものでした。
牛乳には五味があり、コクとうま味が味の下支えをして味噌の味を引き立たせるという事です。
テリー伊藤さんなんかは、「牛乳が半分入っていても気が付かない」と。
今日から、5年ぶりに高血圧治療ガイドラインが改訂されます。
今まで健康診断で「問題なし」だった人も「経過観察」や「要治療」となるかもしれません。
あなたも。くれぐれもご自愛ください。 マサミ