真田太平記全(池波正太郎)18巻を読んだ感想・面白く読み応えあり
池波正太郎さんの新装版、真田太平記全18巻を読み終えました。
新装版、真田太平記全18巻は既刊全16巻を再編集したものです。
歴史上の実在の人物が多数登場するので、親近感を覚えるとともに、読みごたえタップリの大作でした。
では、新装版、真田太平記全18巻のタイトルから
真田太平記新装版全18巻のタイトル
真田太平記新装版全18巻の内容は以下のとおり
1、岩櫃の城
2、天魔の夏
3、秘密
4、上田攻め
5、甲賀問答
6、肥前名護屋
7、秀頼誕生
8、風雲
9、家康東下
10、夜雨
11、関ケ原
12、紀州九度山
13、二条城
14、大坂入城
15、真田丸
16、大坂夏の陣
17、落城
18、雲の峰
池波正太郎さんには、真田家を舞台にした作品が数多くあります。
「真田もの」の集大成が、この真田太平記であろうと思います。
なんせ真田太平記は池波正太郎さんが9年もの歳月にわたって週刊朝日に連載していた大作です。
読み応えはタップリとあるのです!
真田太平記全18巻のあらすじ
一般的に真田一族の中では父、真田昌幸や息、幸村の評価や人気が非常に高いと思います。
しかし、この真田太平記新装版全18巻では、幸村の腹違いの兄、信之が非常に魅力的な人間として描かれています。
真田昌幸、幸村親子は関ヶ原の戦いで西軍(豊臣方)に属し、信之は東軍(家康方)に味方した。
戦国時代であればこその、親兄弟が血肉を分けて戦わなければならない局面も事細やかに描かれています。(ただし親兄弟の直接対決はない)
父の昌幸の死後、真田幸村は「大坂夏の陣」(16巻)で、真田太平記のヒーロー?ともいうべき第1巻の「岩櫃の城」から登場している向井佐平治と共に闘死した。
以後、真田太平記は真田信之を中心に物語が展開していくが、信之をささえる鈴木右近忠重などの登場場面が多くなる。
真田信之は、真田幸村をもって、『真田家の跡取りが兄上(信幸・信之)であることだ。あのようなひとは、めったに、この世に生まれ出るものではない。はきと申すなら、父上(昌幸)など足許にも寄れぬお人だ』という言葉で表現しています。
この物語の第1巻から最終の「雲の峰」まで登場する「草の者(忍者)」のお江(影のヒロイン)も、始めのうちは真田昌幸、幸村親子の元で真田家(西軍)のために働いてきた。
しかし、真田幸村亡きあとは、真田信之のために働き、信之の国替えと共に松代に移り住むことになる。
真田太平記全(池波正太郎)18巻を読んだ感想・面白く読み応えありのまとめ
池波正太郎さんの新装版、真田太平記全18巻は、歴史上に実在した人物が多数登場するために親近感を覚えるとともに、読みごたえタップリの大作でした。
それもそのはずで、真田太平記は、池波正太郎さんが9年もの歳月にわたって週刊朝日に連載した大作であり、読み応えはタップリでした。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 マサミ