なつぞら・朝ドラのオープニングと本編に異例のアニメーション
広瀬すずがヒロインの奥村なつを演じるNHKの連続テレビ小説「なつぞら」が始まった。
「なつぞら」は連続テレビ小説100作目の節目となる朝ドラだという。
それだけに、前作の「まんぷく」のヒロインが決まる前から、NHKは「なつぞら」のヒロインに広瀬すずを決定するという力の入れよう。
広瀬すず自身も「朝ドラのオーディションを受けようとした事も無いのに!みんなのあこがれになれるなら・・・」と驚きながらオファーを受けたという始末。
さらに驚いたのは、4月1日に放映された「なつぞら」第一回の放映を見た時だった。
全編がアニメーションで描かれたオープニング
4月1日の第1回放映のオープングは、人気バンド「スピッツ」が歌う主題歌「優しいあの子」が流れる中、少女と動物のアニメーションが流された。
『なつぞら』第1回、いかがでしたか?タイトルバックを制作した刈谷仁美さんは、十勝ロケに参加し、実際に見た雄大な景色も参考にして描いたそうです♪現地では広瀬すずさんの絵画指導も。これから半年間、タイトルバックもよろしくお願いします。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #刈谷仁美 pic.twitter.com/KoWsiaCdWh
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年3月31日
↑ NHK公式ツイッター https://twitter.com/asadora_nhkより
NHK連続テレビ小説のオープニングがアニメーション?
NHKは「なつぞら」で若年層をターゲットにした!?
比較的若い、朝ドラファンは「あまちゃん以前派」と「あまちゃん以降派」に分かれるという。
「じぇじぇじぇ!」が流行語となり、ロケ地の岩手県久慈市には観光客が殺到するという社会現象まで巻き起こした「のん」こと、当時、能年玲奈がヒロインを演じた「あまちゃん」は一気に若者の朝ドラファン増やした。
朝ドラのオープニングが全編、アニメーションというのはNHKで初めてのこと。
オープニングにアニメーションを採用するという新たな試みは、奥村なつがアニメーターに育っていくという番組の内容と共に、アニメファンというジャンルの新たな若者層を朝ドラファンに取り込む大きな転機になるのではないかと思う。
第1回の放映では本編にもアニメーションを挿入
ご覧になった方は覚えてみえると思いますが、第1回の本編では、戦争孤児になった「なつ」の回想シーンを実写とアニメーションの両方を併用して描写していた。
一日の始めに見る朝ドラで、いきなり航空機による爆撃や焼夷弾に逃げ惑う幼い主人公のシーンを実写で見せるのを避けたかったというNHKの配慮があったかもしれない。
アニメから実写へは「なつ」が学校のプールで火の手から逃げ延びたシーンから始まっていた。
今後は暗い戦争中の回想シーンなどは無いと思われる。
それゆえ、これからも本編にアニメーションが挿入されるかどうかは定かではないが、奥村なつの進む道は日本の創世記のアニメーター。
それを考えると、未来を夢見るシーンなどにはアニメーションが本編に挿入される可能性が高いと思われませんか?
いずれにしてもオープニングがアニメーションで、テーマ曲を人気絶頂のスピッツが歌うという若者受けするオープニングがこれから半年、ほぼ毎日放映されます。
さらに、ヒロインは広瀬すず。
「なつぞら」は「あまちゃん」のように新たな朝ドラファンを獲得する、記念すべき100回目のドラマになるのではないでしょうか? マサミ
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