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胃がん手術の説明を家族で執刀医と麻酔科医から受けた・診療行為説明書の画像も

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胃がん手術
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本ブログの管理人であるマサミは、2013年の12月、63歳のときに胃がん宣告を受けました。

胃がん闘病体験談では、がんの発見から入院手術を受け、現在までを時系列で書き綴っています。

本ページは、入院当日に胃がん手術前説明執刀医麻酔科医から家族で受けた内容を時系列で書いています。

病院からいただいた手術・検査・治療法等 診療行為説明書同意書の画像も掲載しました。

 

手術にはとてもたくさんのリスクがあります。

天蓋孤独の人でない限り、一人でも多くの家族の方と手術前説明を聞き、良く話し合うべきだと思います。

たとえ天蓋孤独の身であっても、少しでも近しい人に聞いてもらいましょう!

あなたと、あなたのご家族の参考になれば幸いです。

さて、2月3日の午後からは胃がん手術の説明がありました。

手術の説明の後、夕方からは入院になります。

家族で手術の説明を聞くために、準備しておいた手回り品を車に積んで妻と再び病院へ行きました。

 

まず、胃がん手術の執刀医から説明を受けました。

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執刀医の先生に家族で胃がん手術の説明を受ける

妻と二人で手術の説明を執刀医から聞きました。

私の場合は手術前検査で、胆嚢に結石も見つかっていました。

私の胃は開腹手術で、胃の周囲のリンパ節と胆嚢も切除

「今は胆嚢に痛みが無くても、いずれ痛みが出てくるでしょうし、術後は胆汁の流れも変わるので、この際、胆嚢も一緒に切除します」と、執刀医から説明を受けました。

さらに、胃の周囲のリンパ節も取り除くとのことです。

 

私の胃の手術方法は腹腔鏡手術ではなく、開腹手術です。

腹腔鏡手術ではなく、あえて体に負担の大きな開腹手術を行う理由は、以前の腹膜炎の手術で大腸と小腸の一部を切除しているので腹部に大きな癒着があるからです。

開腹手術は胃がんが見つかった時点で覚悟をしていました。

私の胃は下部を2/3から4/5を切除することに

胃は上部を残して下部を切除。

切除部分が2/3で済むのか、4/5になるかは、お腹を開いてから決めるとのことです。

通常の胃がん手術と私の手術とを2枚の図を用いて説明していただいたのですが、私の場合はすでに腹膜炎で小腸の一部を切除しているために、小腸が非常に短くなってしまうという説明でした。

リスクはあるが、全ての書類に署名しなければ手術ができない

その他、手術による一般的な合併症のリスク、化学療法や放射線療法を選択した場合の結果予測、手術をしなかった場合の予後の予測を聞きました。

また、2月1日に風邪をひいた感冒症状が有るために、予期しない合併症を起こす恐れがあることも説明されました。

そして、切除した部分を詳しく検査して結果の一部を(個人の秘密を守りながら)学会などで発表する可能性が有ることを書いた「手術・検査・治療法等 診療行為説明書」を用いて説明され、同紙下部の「手術・検査・治療法等 診療行為同意書」の欄にサインをしました。

 

下図が手術・検査・治療法等 診療行為説明書の書類です。

手術・検査・治療法等 診療行為説明書と同意書

手術・検査・治療法等 診療行為説明書と同意書です

 

輸血の際の合併症や副作用の同意書にも署名

その後は「輸血に関する説明書」をもとに、今回の手術の際の輸血はタイプ&スクリーン(T&S)法で行うこと、輸血の際の合併症や副作用を理解し、これらも同意書に署名しました。

さらに「特定生物由来製剤(血漿分画製剤)仕様に関する説明書と同意書」と「肺血栓症予防説明書」にも署名しました。

 

もう、全ての書類に署名せずには手術ができっこない・・・こうなると、“完全にまな板の上の鯉”の状態です(苦笑

 

麻酔科の担当医から麻酔についての説明を家族で受ける

手術の執刀医の次は、麻酔の担当医から家族で説明を受けました。

もちろん、全身麻酔です。

人工呼吸には喉頭鏡を使用・歯が折れたり欠けたりするリスクも!

手術中は人工呼吸を行うために口から菅を器官に挿入しなければなりません。

この気管内挿管をする時に「喉頭鏡」を使います。

「くれぐれも事故の無いように挿入しますが、歯が折れたり欠けたりする可能性も有りますが、とにかく命が最優先なので・・・」と説明を受けました。

麻酔科医の予備知識として、義歯やブリッジについて詳しく尋ねられました。

全身麻酔における合併症や麻酔薬の副作用について

全身麻酔の他にも、中心静脈穿刺といって首や胸、足の付け根などから点滴を入れる。

そして、足の動脈に血圧を観るために動脈穿刺を行う。

また、麻酔薬の副作用としては、術後に吐き気・おう吐・アレルギー反応・血管炎の恐れがあることを告げられました。

 

そして、全身麻酔における合併症や偶発症、中心静脈穿刺と動脈穿刺のリスクや合併症の説明も受けました。

 

最後に、「術後の痛みを自分でコントロールできるように、脊髄の近くに針を入れておいて、痛みに我慢ができなくなったらいつでも痛み止めの薬を注入することができるという方法があります」・・・と説明がありました。

上記の方法には、過剰に薬を使えないように安全装置もついているということです。

「使いますか?」と尋ねられましたが、妻と相談した結果、副作用や後遺症(しびれが残る等)のリスクが高まるためにお断りました。

 

そして、当然のごとく「麻酔同意書」にも署名するのです。

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胃がん手術の説明を家族で執刀医と麻酔科医から受けた・診療行為説明書の画像ものまとめ

胃がん手術の執刀医と麻酔科医から手術と麻酔に伴うリスクの説明を受けました。

いずれにしても、悪性のがんで放射線や化学療法では予後が良くないとの説明です。

手術以外に良い治療法が無いのなら、どんなにリスクが有ろうと同意書にサインをせずにはいられませんでした。

手術には多くのリスクがあり、一人でも多くの家族の方と手術前説明を聞き、良く話し合うべきだと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 マサミ

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