低分化型腺癌の胃がん告知を受けたが、病院が長期休暇で検査もできない
本ブログの管理人であるマサミは、2013年の12月、63歳のときに胃がん宣告を受けました。
胃がん闘病体験談では、がんの発見から入院手術を受け、現在までを時系列で書き綴っています。
本ページは年末に胃がんの告知を受けたものの、手術を行う予定のCH病院が年末年始の長期休暇に入ったために、手術前の検査はもちろん、治療も何もできないでいる私の心境を書きました。
多分に私的感情のみですので、読み飛ばしていただいても結構です。
病人の戯言を聞いておれない人は「胃がん手術を受ける病院の長期休暇が終わり、やっと手術前診察に行く」へジャンプ!
もくじ
がんの告知を受けた患者の気持ちの変化・私本人と父のがん告知の比較
年も押し迫った年末、12月27日に胃に悪性度の高い低分化型腺癌があると告知を受けてしまいました。
しかし、幸いにも私の今の心もちは、俗に言われるがん告知によるどん底の状態ではありません。
ちまたでは癌患者は、がんの告知を受けた時の気持ちがどん底で、時間の経過とともに少しずつ気持ちが落ち着き、自分を客観的に見たり、これからの自分ができることを探したり考えたりするようになる・・・などと言われています。
父のがん告知を受けた時の息子である私の気持ち
実際に父ががん告知を受けた時、息子である私の気持ちは、「ショック!」→「どん底」→「少しずつ冷静に」→「最善を尽くそう」・・・と、いった気持ちの変化を経験しています。
父の食道がんの再発を知った時のショックは大きかった
父のがん告知、特にいったんは消えた父の食道がんの再発を知った時のショックは大きかったです。
夜、一人で夕飯を食べる時はさみしさのためにテレビをつけて食べました。
しかし、テレビの放送内容は全く頭に入ってきません。
ただ画面がチカチカして、大きな音が鳴っていただけです。
一週間近くは下痢が続きました。
私が自身のがん告知を受けても冷静でいられた理由
今回、私ががん告知を受けた直後から今日まで、比較的落ち着いて冷静でいられるのは、かかりつけの医師の見事な話術にはまっているのかもしれません。
その見事な話術というのは、胃カメラを飲んだ直後の細胞診の結果が判明する一週間前の段階で「私の経験から言って、この部分が癌だと思います。」と言い切られて、細胞診によるがん確定以前に、ある程度の覚悟を強いていることが挙げられます。
また、一週間後の細胞診の結果が出たときは「初期の段階」という言葉が頭の中に残っているからだと思います。
(腺がんと言えども、未だ転移はしていないだろう・・・という安心感です)
胃がんの自覚症状は全く無く、お腹がすく
とにかく今回は自分事であるのに、不思議と落ち着いて、普段通りの生活ができているし、夜も幸いなことに良く眠れています。
今日も昼間は大掃除やら、車の洗車やら、新年を迎える準備がとどこおることなく進み、例年のようにしていますし、できています。
妻は私の胃を気遣ってか、ご飯を茶碗の6分目くらいしかつけてくれませんが、私としては掃除やら片付けやらで、普通にお腹がすいています。
胃がんと言っても自覚症状は皆無なのです。
「もっとご飯を・・・」と言いたいところですが、妻の気遣いがわかるので、何も言わずにご飯をよく噛んでゆっくりと食べています。
ご飯をよく噛んで食べていると、口の中でだんだんご飯が甘くなってくるのがわかります。
そういえば、小学校で習ったな・・・炭水化物が糖質に変化すると・・・なんて考える余裕も有るのです。
キャンサーギフトをいただいた?
ご飯の甘さも感じないような早食いだった食事が、胃がんになった原因の一つなのかもしれないと思った瞬間です。
年末の忙しい時期に、こんなにゆっくりと食事ができて、子供のころに学んだことを思い出すなんて・・・これも、キャンサーギフト(がんからの贈り物)の一つなのかな・・・と思った、特別な年の年末です。
低分化型腺癌の胃がん告知を受けたが、病院が長期休暇で検査もできないのまとめ
年末に胃がんの告知を受けたものの、手術を行う予定の病院が年末年始の長期休暇に入ったために、手術のための事前検査はもちろん、治療も何もできないでいます。
胃がんの自覚症状は全く無く、精神的にも安定してよく眠れてもいます。
あわただしい年末に、ご飯はよく噛んで食べると甘くなる・・・というささやかなキャンサーギフトを受け取ったような気分になりました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 マサミ
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